外壁塗装の塗料と溶剤
外壁塗装で使う塗料には、水性塗料と油性塗料(油性塗料は溶剤塗料ともいわれます)があり、それぞれ特徴が異なります。
溶剤とは塗料を薄めるために混ぜる液体のことで、水性塗料なら水、油性塗料ならシンナー臭のする有機溶剤を使います。
水を使う水性塗料は、何となく耐水性に問題がありそうなイメージですが、乾いてしまえば水に溶けることはなく、技術は進歩しているので現在では多く使われています。
有機溶剤のシンナー臭は健康な人でも嫌なものですし、アレルギー体質の人には大きな障害になることもその理由です。
また、水性塗料のほうが安い傾向もあるのですが、安い水性塗料は塗膜の耐久性が良くない場合があるので、費用と相談して決めるべきでしょう。
一方の油性塗料については、有機溶剤が揮発性であるために乾きやすいこと、耐久性があり光沢が出やすいメリットを持ちます。
その代わり、塗料と溶剤を混ぜ合わせる比率が決まっており手間もかかる点で、一般に水性塗料よりも塗装費用が高くなります。